こんにちは！
東京スタジオの近藤陽子です。
私は去年の10月からフランス、パリ郊外の学校でオステオパシーの勉強を始めました。
学生になってから、数ヶ月。
早くも2月には大きな試験が待っています！
フランスではみんなよく勉強しますね。まるでスポーツか肉体労働のごとく！ガシガシと猛烈です。今度の試験は解剖学の1科目だけで3時間。もちろんすぐ後に他の科目の試験も続きます。そんな肉体派なペースに日本人の私は息切れしてしまいます。どこにいてもマイペースで頑張るって大事ですね。しみじみ実感…。

さて、私が勉強しているオステオパシー。とても素敵な治療法です。
解剖学や生理学などの知識をとことん詳細に知った上で診断して治療をします。
それこそ細胞レベルから目に見えるレベルまで。
物質としてのからだだけでなく、感情や環境、エネルギーも大切な要素です。
治療家として活動していると、理屈では説明できないようなことが人間のからだでたくさん起きていると実感するようです。
神とは言わないまでも、なにか人とは別の存在を感じざるを得ない…と治療家である学校の先生も話していました。
誰もまだ解明できていない、人の命の不思議です。そんな世界にいまある医学の知識をもって向き合います。
からだって複雑で緻密。骨のデコボコした形一つ見ても、ここの穴や山に神経が通って、血管が通って…
偶然にできたものがなくて、全部にちゃんと理由があるんですね。
人って初めから完璧なんだなとからだを見て改めて思います。
まだまだこちらでは慣れないことが多くて大変ですが、とても面白い世界の入口に来ました。
からだを通して人をもっと好きになる、そんな入口にいま立っています。