久しぶりのブログです。最近MMK立ち上げから今までを振り返る機会が多く、良き仲間であるスタッフやクライアントさんに恵まれ今こうしていられることの有難みを、改めてしみじみ感じています。スタジオを始めた理由の一つに、過去の自分がこんな場所があったら、こんなことを習えたら、聞けたら良かったのに、と感じていたことをシェアしたいという思いが根底にありました。そんな当初の思いを改めて振り返りこんなブログのタイトルが浮かんで来たのですが、内容がかなり膨らんでしまうので何回かにわけて書いてみようと思います。今回は3月からスタートした「バレエ・セラピー」についてです。
〜エクササイズと踊りの間を繋ぐ橋渡しとして〜
ジャイロトニックのメソッドには様々な動きの方向性、バリエーションがあり、バレエ他、各種ダンスにとても繋げやすいエクササイズと言えますが、このエクササイズで得られるような感覚を、いかに効果的に実際のバレエ他、各種ダンスや競技の現場に繋ぐか?「バレエ・セラピー」は、エクササイズと現場の橋渡しの役割といったらシンプルでしょうか。私自身が経験した3年前の膝の外科手術後のリハビリから生まれたインスピレーションや、解剖学的なアプローチの点と点を繋ぎ、過去の自分がこんなことを知っていたらきっと助けられただろうなと思う内容を、バレエに特化したコンディショニングクラスとしてまとめプライベート、グループの各種メニューで提供しています。またダンサー出身のスタッフが多いMMKならではなクラスを提供して行きたいという思いもあり、私のそんな思いやアプローチ法を一緒に伝えてくれる仲間、スタッフのみんながいてくれることにも感謝です。
〜頑張り過ぎてしまう原因 & オリジナルを生み出す創造性〜
バレエは多くの方の憧れ、楽しみ、夢中になれる特別なもの。また別ジャンルのダンスや、体操、フィギュアスケート等の競技においても「美の象徴」として、身体のコンディショニングのみではなく、表現力、芸術性を高めるためにも活用されています。ただ夢中になるあまり頑張り過ぎて身体を痛めて悩んでいる方、自由に動けない自分に落ち込んでしまう方が、レベルや経験値を問わず多いのも事実です。その理由の一つとして、西洋の文化であり、形式美=ポジションが重視されるバレエを、骨格や文化の違う私達日本人が外側だけを真似た時に起きる身体の不都合、不調和、ということがいえると思います。もっと別の発想で効率の良い日本人の、また自分自身のオリジナルなバレエの動き方や表現がそれぞれにあって良いというか、あるべきと思うんです。バレエが形式美とはいえ、踊りという分野はそもそもそれぞれのオリジナルな表現であるべきものですから。
〜MMKより願いをこめて〜
「バレエ・セラピー」のプライベート、グループ各種クラスでは、バレエ特有の過剰な頑張りを解き、身体に逆らわず、逆に身体の構造や自然の法則を逆手にとって動きを捉えて行きます。クライアントさんから、笑顔が生まれ、踊ること、日々の身体の状態との向き合い方がわかって来てお稽古が楽しくて仕方ないです、動きやすくなった、痛みがなくなった、という感動の声を日々シェアして頂けるのが、何よりも私達の喜びとなっています。各種クラスは、それぞれが繋がり合い、相乗効果となるようプログラミングをしています。どのクラスもバレエのレベルや経験値は関係なく、どなたにもお気軽にお試し頂きたいと思っています。バレエ、ダンスがみなさんにとって喜びに溢れた素敵な時間、経験となりますように。スタッフ一同お待ちしています!