先月のことになりますが今年も「札幌芸術の森のバレエセミナー」に、ジャイロキネシス®他、解剖学を含めたコンディショニング指導の講師としてお招きいただきました。今年で関わらせて頂くのは3回目となりましたが、主任講師で元パリオペラ座バレエ団のエトワールのジョゼ・マルティネス氏、アニエス・ルテュスさん他、毎年素晴らしい講師陣の方々と意見交換をしながらご一緒出来る私にとっても貴重な機会となっています。今年はセミプライベートで更に深く理解を深めたい方へのアドバイスタイムの枠も加わりました。
8日間に渡るこのセミナーは、小学3年生以上のバレエダンサーを目指す方、バレエを学び成長したい方のためのカリキュラムで、クラシックバレエの他にもコンテンポラリー、キャラクターダンス、そして私が担当させて頂いているコンディショニングのクラスで構成されています。これだけのクラスの種別が揃い8日間という期間を他の講師の方々と意見交換をしながらチームで指導を出来ることはなかなかない機会ですし、また何より期間中、参加者の方々に様々な変化、成長が見られるのはとても嬉しいことです。
私が育った環境では、コンディショニングや解剖学の情報等は全く皆無で、幼少の頃から身体の悩みは絶えなかったので、若い世代のダンサーを目指す方には機能的な身体の使い方を知ってもらうことで、怪我に悩むことなく踊って欲しいと思います。
ひたむきに、純粋にバレエに向かう姿勢そのものが美しいものです。子供達、若い世代の方々には、益々踊る喜びを味わってもらいたいですし、バレエを通じてそれぞれの心身の成長に繋げていって欲しいなと思っています。