先日、鎌倉のジャイロトニックスタジオkuuさんにて、「psoas principal」という大腰筋、腸骨筋のエリアにフォーカスしたジャイロトニックのコースを受講してきました。アメリカからのマスタートレーナー、Juergen先生が、ご自身の経験から上半身と下半身を繋ぐこのエリア、「腸腰筋」の重要性を追求し、新しく考案されたコースでした。
8年前、ジャイロトニック、ジャイロキネシスに出会った頃の私は、現役最後の一年で心身共に疲労状態だったので、まずは動くことの気持ち良さ、心地よさ、身体の感覚だけに集中することで、解剖学的な理論よりも自然な動きのリズムを作り出すよう、敢えて努めていました。しかし8年経った今、このタイミングでこういった解剖学的な視点からさらに深く追及していくコースに入る機会が持てたことは、本当に良かったです。
Juergen先生は7歳の時に盲腸になり、当時当たり前のように手術を受けたそうです。しかしその後、そのまま放置しておいたことが原因で、ダンサーとして踊ることに支障が出るようになり、ついには歩けなくなるまで酷くなってしまった、という経験をされています。私自身思い返してみても、9歳の時、交通事故でムチウチ症になった頃から、いろいろな歪み、違和感、痛みが始まりました。
人間というのは、病気や怪我など、実際に大きな問題に直面したり、また生活に支障が出るほどの酷い痛みを経験しなければ、なかなか身体と深く向き合うことは出来ないものですよね。
今回のコースでは、身体の歴史、記憶を辿りながら、過去の状態を身体で思い出したり、感情の状態もフラッシュバックしたり。。。
とにかく、自身のとてもとても深い場所に語りかけられる時間でした。
また、沢山の先輩トレーナーの方々と一緒に学べたことも貴重でした。
エンドレスに学び続けられるのは、とても素敵なことですね。
今回習ったこと、インスパイアされたことを、自分なりに消化しながら皆さんとシェアして行きたいと思っています。