先日mmk東京スタジオスタッフミーティングに素敵なゲストが来てくれました。
田代修一さん、ファッションディレクトサンレディ代表であり、NPO法人勇気の翼のイベントプロデューサーです。田代さんからのお誘いで9月27日開催の勇気の翼のイベントにmmkがパフォーマンスで参加することになりました。

田代さんのお母様は故森島伸子さん、私の東京のママのような存在でした。1年半程前に亡くなられたのはとてもとても残念で寂しいことでしたが、私がアメリカから日本に帰国しバレエで活動をしていくにあたり、長年並々ならないサポートをして下さった方です。ダンサーに限らずアーティストとして生きていく土壌がなかなか日本にはなく、私が戸惑っているときにいつも力をかして下さり励まして下さいました。振り返ると森島ママと田代さんとの出会いは17年前、長いお付き合いになります。ジャイロトニック、バレエの指導をする立場になった今の私が、こうしてまた違う形で息子さんである田代さんと再会し、そして一緒にイベントをつくる流れになったのは、森島ママが背中を押して見ていてくれるからという気がしてなりません。

勇気の翼は、細川元総理大臣の奥様である、細川佳代子さん代表の団体です。mmkが参加するのはダウン症というハードルを抱えながらも、本能とパッションで素晴らしい演奏をするミュージシャンでありアーティストの、新倉壮朗君とのコラボレーションパートです。以前から田代さんに“タケオ君とぜひ会わせたい！”と言ってもらっていたのですが、先日初めてお会いすることができました。今までの公演の映像も拝見しましたが、とにかく凄い！です。パフォーマンスを作るのはmmkでは初めての試みですが、タケオ君の生み出すリズム、音楽、存在、パワー、soulは、きっと私達を引っ張って逆に引き出してくれるような気がしました。音楽、ダンス、バレエ、ジャイロキネシスで、みんなが溶け合えるような時間をイメージしています。

私がジャイロトニックをたまらなく好きになった理由の一つとして、ジャンルレスで年齢性別関係なくどの方の健康、生活にも役立てて頂けるということがありました。バレエ、ダンス、スポーツの各競技やそれぞれの専門分野での動き、パフォーマンスの改善、向上には勿論ですが、どんな方のリハビリ、トレーニングにも役立てて頂けます。垣根なくどなたともシェアしていきたいという思いでMMKを立ち上げたことを改めて振りかえっています。みんな同じ人間だという大きな意味での共有です。エクササイズという枠を超えて身体と心の調和が生まれ、自分が存在する意味にも気づかせてくれるような深い何かが動くパワーをこのメソッドに強く感じています。
ジャイロトニックはドイツでは医療機関でも様々なリハビリに活用されていますので、障害をお持ちの方々にももちろん知って頂きたいですし、体験して頂きたいです。このイベントを通じて、縁と縁、点と点が繋がって幸せな何かが始まりそうでワクワクしています。mmkスタッフもそれぞれの中にパフォーマンスのアイデアが膨らんで、とても楽しいスタッフミーティングになりました。mmkにとって新たなチャレンジです！

[写真：左下] 差し入れで頂いた『天のやの、たまごサンド』は田代さんイチオシで最高にジューシー！
みんなで美味しく頂きました!